キリンが見物(w)の動物園

【愛媛県立とべ動物園】

今日も長いぜ?

9月19日~20日と一泊二日で四国旅行に行ってきました。とべ動物園に行くためです。
実はとべ動物園に行くことさえできれば、あとの予定は潰れてもいいと言うほどの意気込み。楽しみです。

 
連休とはいえ、ほぼ開園時間についたのにゲート近くの駐車場は満杯で、少し離れた駐車場に車を停めました。そこすらもう結構な台数でした。さすがは日本有数の動物園です。
園までは歩くには遠いため無料送迎バスに乗る。降り口がまたいい雰囲気でした。

実はバス停から園までは思ったより歩くのだけど、文句なんか出やしない。森林浴の体で、むしろいつまでも歩いていたいほど心地よい。


園に近づくと地面に動物の足跡が。
何の動物かあてっこしながら、家族連れどころかカップルも盛り上がっていました。



 
園内も緑が気持ちいいっす。青空も綺麗。
まだ暑い季節でしたけど、木陰がありがたい。こういうのも計算ずくの植樹なんだろうね。

 
入園後、まず人が群がっていたのがペンギン展示です。
水槽には、ペンギンを下から覗くことができる場所もあります。いわゆる「ペンギンが空をとぶ」状態。
下から覗くには、大人は腰をかがめないといけないけど、自然と子どもと顔を近づけて同じ臨場感を味わえるのがいい。腰痛いけど。


とべにはオウサマ、マカロニ、フンボルトと三種のペンギンがいるようです。
上で写っているのはフンボルト。



動画だとこんな感じ。子どもたち大はしゃぎ。

 
旭山動物園より後だか先だかは知らないけど、「行動展示」的な展示が幾つかありました。
たとえばオランウータンは、暖かい季節限定だけど例の綱渡りが見れたりします。

 
 
 
さすが四国で最も有名な動物園だけあって、いろんな動物がいたなあ。
左上から、トラ、ボリビアリスザル、
カリフォルニアアシカの仔、クロサイ、
パプアヒクイドリ(左)とヒクイドリ(右)、ヨウタロウ。

アシカの子どもって石ノ森章太郎先生が描いたような顔しとるね。
クロサイは変な体勢だけど、やっぱりこれは何かあったらすぐ立てるようにやろか。
怖いけど大好きな鳥、ヒクイドリ(火食い鳥、食火鶏)に亜種(って言うの?)がいたってことがかなりの衝撃でした。パプア、ただのヒクイドリよりますます凶悪な色と顔。
そしてヨウタロウ。ずっと真剣かつ大興奮。単なる僕の息子(1歳)です。

 
さすがという点はほかにもあります。とべ動物園はいろんなところに楽しい配慮がされています。
園外の「足跡」もそうですけど、園内も地面に動物が描いていたり、水飲み場にもロゴが配置されていたり、マンホールも特別仕様だったり、雰囲気づくりがしっかりしています。


残念だったのは、生物多様性に関する特別展示がひっそりと暗い場所で、素人臭い見せ方で行われていたこと。
生物多様性とは、「自然とは多様な生き物がいて、それらは弱肉強食という一方通行の関係でなく、ジャンケンのように最強なんてものはなく相互に関わり合って存在している。害虫、害獣と言って自然界に元からいる命を排除すべきではないし、逆にその土地に本来存在しない命、外来種を持ち込むべきではないよ」ってこと。だと思う。たぶん。

忙しいことはよくわかるのですが、これはとても大事な展示だし、何より取り扱っているネタ自体がとても面白かったから、覗いたお客さんたちに「つまんないな」と言われてたのがとって勿体ない。

例えば、ロードキルとかアンダーパスの話なんかは、僕としてはすごく興味深いものでした。
ロードキルとは、獣道を寸断する形で道路ができたとき、動物が昔のようにそのルートを行こうとしたら、車に撥ねられて死んじゃうということ。
動物が行き来できなければ相互の関係が壊れる。だからアンダーパスをつくる。
アンダーパスとは立体交差の意。つまり、ロードキルが発生しないように、人工的な獣道をつくるということ。この場合、獣道と言ってもコンクリートの溝だったりしますが。

いつも通る道路で何が起こっているかを知ると、見るところや、見方が変わるはず。少なくとも子どもは変わる。きちんと伝えれば必ず変わる。見逃していたことが見逃せなくなる。すべてが自分事になる。


閑話休題。動物の話にもどろう。
僕がとべ動物園で印象に残ったのが、カバとゾウとキリンの展示です。
まずカバ。

 
 
口開けました。ぐわーっと。
口の形も歯の生え方も凄まじいフォルムです。なんだこの生き物(笑)
正面からも見たかったけど叶わず。でも妻子は正面から見たようだ。いいなあ。
カバが口開けるのってあまり見る機会なさそうだけど、とべでは多分普通のことだと思うんです。
水場に木を浮かべてるんですよ。
それを捕まえようとしてぐわっと。うーん、ウマイ。


次はゾウ。手前がアフリカゾウ、左奧高台に(見える?)アジアゾウ。
なんと2種のゾウが同時に見ることができる!!
興奮しちゃってるけど、実はゾウが2種いるところはあっても、それが同時に見れるなんてあんまないすよね。僕が知らないだけやろか。
アフリカゾウとアジアゾウの違いって、子どものころよくわからなかったけど、こうやって見せられると、少なくともゾウにも何種類かいるっていうことだけは憶える気がするわ。


そして最後はキリン。とべにいるのはアミメキリンというキリンです。
写真で見てもわかる(かな?)通り、異種混合展示というのをやっていて、キリンのほかにもペリカンやらダチョウ、牛の仲間のエランドなんかが一緒に過ごしています。

キリンの雌雄が寄り添い立っていました。しばしば見かける光景です。
このときほとんど動きませんが、動物は野生ではいつ次の食事にありつけるかわかりませんから、無駄な動きはあまりしないそうです。
だから動くのは絶対必要なときだけ。命を懸けてもいいときだけです。


あ、動きました。


まだ動く。

ところで、キリンたちのすぐ後ろにいるのがエランドです。
彼はなぜかいつまでもキリンにつきまとい、しきりにオスのキリンの股間(ていうかペニス)に顔を突っ込んで嫌がられていました。逃げられても何度も何度も。
同じ偶蹄目とはいえお前・・・。


あ、蹴った。さすがにキリンもキレたか(笑)


チガウ、こんなのが印象深い展示なんじゃない!(いや深いけど)
僕が目を見張ったのはコチラ、いわゆる寝室側です。
ここにあった掲示物のあれこれが素晴らしかったのです。


とくにこれ、僕ずっと知りたかった謎が解けた。
オスのキリンはなぜ大人になると顔が凸凹になるのか。

それはキリンだけの特徴で、頭骨の周りの造骨組織がだんだん骨化していくそうです。メスも骨化するらしいのですが、オスに顕著だとか。
造骨組織とは、骨の新生および再生に関与する細胞などのことで、つまりそれ自体は骨をつくる手助けをするものにすぎず、本来骨とは関係ない組織ってことだよね。
ちなみにほとんど骨化のない大人のメスの頭骨の重さは4.5kg程度だけど、オスのは15kgになることもあるそうです。頭が3倍重くなるって、かなわんなあ。
あ、そうか。キリンのツノって3本とか5本とかなんでバラバラなのよと思ってたけど、これが原因だったのか!

という知る快感にウッチョリ。
マでもなぜ骨化するかの謎は、実は一切解けてないんですけどね。

 
などとはしゃいでいたら閉園時間を過ぎた。園内にはもはや誰もいない。
急いでバス乗り場に行ったら、バスいた! よかった、間に合った!!

と思ったら、「待ってましたよー。」
そして無線で「最後のお客様乗せましたー。戻りマース。」

ぎゃあ、すまん。


あ、シロクマ「ピース」のこと書き忘れたや。


愛媛県立とべ動物園 公式サイト
http://www.tobezoo.com/
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