5ミリの勇者たち。

「バグズ・ワールド」

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ドキュメンタリー映画

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★★★★☆

 タイトルの「5ミリの勇者たち。」というのはこの映画のキャッチコピーです。ほかにも「200万匹のアリvs2000万匹のアリ! 要塞は完全に包囲された。」というものもありました。
 これらのキャッチコピーがすなわちこの映画の内容のすべてといっていい。それ以上でも以下でもないネイチャー・ドキュメントです。

 シロアリはある月の綺麗な夜に、一斉に巣立ちをします。何千万匹が飛び立つ様は吹雪のようです。
 彼らはただちに婚姻し、まもなく子を産み、育て、やがて巨大な蟻塚という帝国を築くのです。途中、不意に幾度となく襲ってくる外敵や天候などの数々の驚異。しかしそれらすべてを撃破、克服して、ついに次世代のシロアリ王子とシロアリ姫が再び月夜に旅立つのです。
 この「驚異」をドラマチックに撮影しています。
 
 蟻塚って固いんですね。 暴風雨なんかではびくともしない。想像以上です。
 しかし豪雨の中、落雷で折れた大木が、蟻塚の上に倒れたときはさすがに壊れました。ハンマーをぶつけられたみたいなものですからね。
 崩れていく蟻塚、その上で雷の熱により燃えだした大木、塚内へと迫る熱風・・・。雨の助けもあり、なんとか火は収まって、危機は一応脱しました。と思ったら今度はその雨が蟻塚の驚異となる始末。
 補修中の蟻塚内が大洪水で決壊し、女王アリの胴体まで水が達しました。
 実は女王の体は子孫(タマゴ)製造マシーンとして特化しており、超肥満の人間のように、もはや自身の力では移動できないようになっています。どうするー。

 と、いうところで太陽が顔を出し、水が退いた、乾燥した。おかげでなんとか帝国は落ち着きを取り戻しました。
 しかし、安心したのも束の間、密かに近寄る新たな驚異がありました。
 行く手を阻むものは何でも食い尽くすという2000万匹のアリが、エサを求めて帝国に忍び寄っていたのです・・・!!

 この何でも食い尽くすというアリは、冗談でなくヘビとか仕留めるそうです。
 映画でもその映像を見ることができます。絶句だよ。

 ただでさえ強い侵略者は、要塞のような蟻塚を正面突破でなく側面から攻めます。つまり先の倒木をつたって、倒壊した部分から侵入しました。
 本能って臨機応変が苦手って習ったけど本当か? どんだけ立体的な視点をもってんだ。

 こんなドラマチックな展開が延々と続きます。ちょっとドラマチックすぎて嘘くさいですけどね。確かに映像一つ一つは本物だろうけど、多少順番とか入れ替えたり、複数の蟻塚をひとつの蟻塚として描いているのでは?と思わなくもない。

 でも、それがどうした、とも思うのです。

 構成の真偽に関わらず、いや真だと思いますが(笑)、この映像は一見以上の価値があるでしょう。
 エンターテイメントとして自然の妙味を凝縮して飽きずに魅力的に見せてくれます。
 たぶん、僕たちの足下のアリンコたちにだって、同じような衝撃のドラマが毎日繰り広げられているに違いありません。そう思うと家の中に侵入してスナックを食い散らかしているアリンコすら愛おしい。でも、ええい、そのポテチは俺んだー! 食うな!!
 

 ところでシロアリの女王は本当にグロすごい。どんな映画やマンガのモンスターよりも迫力がある。
 なんなんでしょうね「自然」ってやつは。人間が頭ヒネって考え出してもまったく敵わねえ。


映画「バグズ・ワールド」公式サイト
http://www.cinemacafe.net/official/bugsworld/


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