地球に浮かぶ氷の星、北極 この星が消えつつあることを誰も知らない

「ホワイト・プラネット」

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ポニーキャニオン 2007-03-07
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★★★☆☆(3点/5点満点)

 北極があと数十年でなくなってしまうかもしれないという、そう、地球温暖化の危機について訴えている映画です。2006年鑑賞。
 ホッキョクグマの親子をいちおうの主役に据えて展開するが、その動向を追うことには固執せず、他の動物や自然現象など、北極世界のさまざまな顔を映し出している。
 ここで訴えられている内容に異論も疑問もない。地球温暖化とそれに象徴される北極喪失の危機は、あらゆるメディアを通して膨大なデータや映像を伴って提供されている。誰にとっても周知な映像と内容の再掲ということだ。そういう意味では目新しさは特にない。NHKなど通常の地上波テレビでも、映像的なインパクトは多少スケールダウンしたとしても充分に同等の情報は得られるはずだ。

 それではこの映画の価値はなんだってことだけども、それはこのあたりまえの内容が「映画」で提供されたことだ。CGなどではなく金と手間をかけて実際の映像を観る者に用意し、観る者は映画館にせよDVDにせよ、直接購買のための行動を起こし金銭のやりとりをして観る。ただテレビから垂れ流されているものを受けるだけでないこの能動さが、この作品を観る者にとって印象深いものにするのだ。

 「映画」を楽しみたいなあという方にはどうかと思うが、内容的にはとっても価値ある一本だと思いますね。個人的にもたいへん興味のある内容だし。こういうドキュメントタッチもの、好きなんですよね。
 ドラマチックな映像にするための作為が、ちょっと目立つところもあるが、登場する動物をヘンにキャラクター化せずきちんと動物として捉えているのが好き。
 逆にホッキョクグマをフィーチャーして、名前までつけて追いかけたのが、最近公開された「北極のナヌー」だ。対象年齢が違うんだろうな。でもなにか不安。「ホワイト・プラネット」はフランス映画で、「北極のナヌー」はアメリカ映画ってところが不安の根源か。アメリカはミッキーマウスの国だ。よくテーマがキャラ(映像)に駆逐されたりしていますけど何か。


「北極のナヌー」公式サイト(「ホワイト・プラネット」のサイトではありません)
http://www.nanu.jp/

CD:ホワイト・プラネット サウンドトラック

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