ついに伝説の男が表舞台へ・・・!

到津の森公園

mixiの3月28日の日記の続きである。

が、見れない方もいらっしゃると思うので前回のあらすじ。
→食のイベントを後にして到津の森に向かった。

そんなわけで到津の森に着いた。この日の私の目的は、岩野俊郎園長の園内ガイドである。
園としても初の試みである。
岩野園長は、同園に30年以上も勤務している方で、一般的な興味をそそる紹介をするなら、旭山動物園の小菅(こすげ)前園長(現・名誉園長)の親友である。てゆうか僕の憧れのしと。

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園の役職トップの園内ガイドであるから、何がおもしろいかって我が儘なところだ。
自由にコースを決めて、いきなりバックヤードツアーをやるは、予定にないライオンの餌やりをするは、おもしろすぎる。部下苦笑い。え、マジすか園長・・・!

しかし、そんなおもしろさは氷山の一角だ。なによりお話の内容が抜群におもしろい。
ここでその詳細は省くけれども、これまで園で感じていた疑問の多くも解消したし、気づいていなかったことを知ることができたし、これからの園の目指すべき方向や、動物や植物、もちろん人間も含めて、すなわちいのちに対するスタンスも聞けた。

1時間半にも渡った内容を、すべて紹介するには僕にはまとめる能力がない。そこで項目のみを少し紹介したい。到津の森に行くことがあれば、ちょっと心に留めておくとおもしろいと思うよ。

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・一部の鳥が狭い鳥かごに一羽ずつ展示されているのは、元々人に飼われていたものを引き取ったから。パタスモンキーやチンパンジーなど、本来群れで生きるものが隔離されたり、一頭のみの展示でいるものの理由もそれに近い。
・植物の種類と植える場所は、展示動物と比較すること。展示がセイロンゾウだからうっそうとしている。アフリカゾウならそんな植樹はしない。
・今まで日本で飼われているゾウで子どもが生まれた例はない。なぜか。
・動物園で産まれる後の世代になるほど、(アミメ)キリンが小さくなっている。
・子育てをする動物は、基本的に、本能ではなく学習して初めて生きるルールを覚えていく。だから人工保育はなるべく避けるべき。
・人工の、どこの川とも繋がっていない何もいないはずの池に、いつのまにかフナがたくさん泳いでいる。鳥が足に卵つけて運んでくるから。
トラは速い。ライオンは強い。ライオンの、本気の咆哮ほど恐ろしいものはざらにない。
・ゾウやキリンのいない動物園があったっていいじゃないか。不自然な環境で生かすしかないなら。
・客寄せパンダは要らない。2本足で立ったり棒を回したりするあれらとかのこと。その動物が本来持つ能力を珍獣扱いしたり、逆に異常行動を芸と見なしたりする必要はない。
・動物園は人間のエゴである。だからこそ何を展示するのか。どう展示するのか。時代が変われば展示も変わる。

箇条書きでも長くなる、やめよう。とにかくすごい衝撃のガイドでした。
展示動物の話ばかりでなく、園の設備設計理念と方針など、実は来場者視点で考え抜かれているホスピタリティ的な話もたくさんあり、とてもとても興味深かった。

これほどの話が無料とはなんという贅沢であるか。
園長ガイドは、毎月第4週日曜日を基本に、これからも継続するらしい。素晴らしい。


あ、今「動物園で、森本千絵°展 ~動物園で、できること。動物園に、やれること。~」っていう企画展をやっています。
5月31日まで。

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森本さんてわりかし有名なクリエイターさんですね。
Mr.Childrenのアルバムのアルバムコンセプトからアートディレクションまで手がけたり、日産自動車「NOTE」の広告を手がけたり。
http://www.kpfmmf.jp/zoo/event/2009/04/01000332.html

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オシャレ空間でした。

このあと、いつものように園内散策に移るわけだが。
つか終わんねえ。つづく。


到津の森公園 公式サイト
http://www.kpfmmf.jp/zoo/

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