飼育スタッフたちのこころ

到津の森公園



10月の終わり頃に到津の森公園に行った。
まずは動物を見た。

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チンパンジーの子ども、4歳くらいかなあ。
だんだん大人っぽくなってきた。

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セイロンゾウに息子(0歳)が吸収されてるみたい。

なんてことはどうでもいいが、今回の来園には大きな目的があった。
それは11/5の記事で取り上げた「SAGA」にちょっと近い内容かも。
つまり動物そのものではなく、動物に関わる人たちを取り扱ったもの。

11/15(日)まで、到津の森では【飼育スタッフによる企画展 「再興飼育 員展」】が行われている。
公式サイトイベント情報ページによる洞事業の解説にこうある。

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到津の森公園では、開園から8年目を迎え、これまでを振り返り今後のあり方を探る意味をこめ、園の根幹をなす「飼育スタッフ」に焦点をあてた企画展を開催中です。

飼育スタッフがこれまで創作・収集したポスター・看板などを一堂に会して展示するとともに、動物園の仕組みや仕事をわかりやすく紹介しています。そのほか、飼育スタッフ一人一人の自己紹介コーナー、飼育スタッフ必須道具紹介コーナー、「員展」記念缶バッジの販売もあります。

ぜひご覧いただき、ますます到津の森公園を身近に感じてください!

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こりゃあ、行かなきゃ!>おれ

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「院展」をもじって「員展」。
開場の雰囲気はなかなかシャレてる。

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飼育員が撮影した動物の写真。

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飼育員の趣味のこと、愛する動物のこと。
ひとりひとりが思い思いの展示。

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過去の実際に使われた案内板など。すべて飼育員の手づくり。
到津の展示はあたたかくわかりやすく大好き。
どれもかつて園内で見た記憶のあるもの。

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それぞれの動物を飼育するために、自らつくった飼育用具。
自らつくらなきゃ、売ってないしって。そりゃそーだ。

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ワークショップのひとつ。
ゾウのうんちで紙漉いてハガキをつくろうってさ。
これ今年もやってたやつだな。

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カメの首や手足がどう甲羅内に収納されるかを示した木工。
背骨と甲羅繋がってて、首はS字で折りたたまれるのかー!

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十二支パズル。
なんで辰巳と続くのか。カブってないか?
ああ、そろそろ年賀状だよ、どうしよう。

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なんと僕の大好きな、到津の森のイラストを手がける方の原画までー!!
MOEた!!
たぶん中嶋麻海さん。到津の森の飼育員。

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そして、かつて到津の森で生きて死んだ動物たちの身体の一部までも展示されていた。
これは、去年の初夏に死亡したアミメキリンのマサカズの皮だ。
僕が動物園の動物を、種としてではなく個体として見るようになったのは彼のおかげだ。たいせつなキリン。


こういう企画が一般的にどれほど興味をひくのか僕には皆目わからない。
でも、これほど園の姿勢を直球で示すことのできる企画はそうはない。
じじつ、園の、飼育員の心意気と試行錯誤をどーんと感じることができました。
「どうやったら来園者に伝わるかな。ほら、コイツらこんなにすごいんだぜ?」

この企画展で、飼育員が少し身近になり子どもにとってカッコイイ職業となればいいな。
そして動物園がなんたるかを、特に大人が、大人がね、考えるきっかけとなれば最高だ。

動物園ってのは、人間のエゴがつくりだした確かにどうしようもないシステムだ。
だけど、エコロジーとか子育て支援とか命の尊厳がどうのとか、今世間で躍起になって取り組んでいたり不安がっているあれこれを、解決するいちばんの近道が、実は動物園にあると僕は思うのですよ。

てゆかあるんだけどね。(断言)


到津の森公園 公式サイト
http://www.kpfmmf.jp/zoo/

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