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スペースワールドの氷漬け問題がアツい!!

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■北九州市のテーマパーク「スペースワールド」が、公設市場の鮮魚店から卸した商品とならない「規格外」の魚5000匹を氷漬けにしたリンクでアイススケートをするアトラクションを企画・告知したら、ネットでめちゃくちゃに叩かれて中止決定。魚はお祓いして飼料や肥料に使います。すんませんマジすんません。

という例のニュースについて。さきほど知りました。
的なフレッシュわりと無知状態のまま思ったところを以下述べます。


タイトルが不謹慎だろうか。
いえね。そこまで大問題にすることか、というのがこの件に関する僕の正直な感想なんです。


集客に四苦八苦しているテーマパークが、毎年あの手この手で企画を打ち出している中でちょいとやらかしたってことですよね。
気仙沼で話題になった「氷の水族館」にヒントを得て、「リアルサカナと一緒に氷上をすべるってヤバくね!? アナ雪みたいやし! 古いかwww」と盛り上がったんでしょう。イルミネーションとのコラボとか考えたり。知らないけど。

想像の段階では、ものすごいファンタジーな映像が浮かんで、「イケル!!」と鼻息荒ぶりつつガッツポーズすら出たかもしれません。
本物のサカナと氷上をダンスって、頭で思い浮かべる限りは、たいへん素敵に思える気もします。

だけど、生身のサカナをすえたら、その生々しさに当人たちも驚いたに違いありません。だって死体ですもの。
フェイスブックの書き込みの過剰なテンションは、このグロテスクさを中和させるための(たぶん当人らは無意識の)対策だと思います。

想定が甘かったとはいえ、動き出したプロジェクト。しかもまもなく開園という最終段階で、大きな組織であればあるほど、簡単にはストップできなさそうです。
「なんとか成功させなきゃ!」って。


死体をイベントのパーツとして氷漬けに晒し者にするとか、踏みにじることを全肯定しているわけじゃありません。
そりゃあ気持ちいいもんじゃないです。
死体としてあがった肉塊の再利用としては理にかなっているかもしれませんが、確かに悪趣味です。
僕の物事の判断基準に「もし自分のお婆ちゃんに言ったらどんな顔するか」ってのがあるんですけど、眉をひそめてそうです。ようするに「なんかヤだ」。
命への冒涜だという批判もよくわかります。むしろ最初同じ思いをいだきました。
おれも動物のことちょっとは好きだし。

ただね、親の敵かとでも言うほど断罪したり、動物愛護精神に基づく色とりどりの罵詈雑言を一斉に浴びせ続けたりする必要はねーんじゃねえの、ってことです。


きっとちょっとやらかしただけなんです。
確かに間違いでした。馬鹿なことをしました。

間違いは正すべきです。大人だし、組織です。痛烈に批判されてもいいし、批判されるべきでしょう。
ここで対象となっているのは、生物、「命」だもの。
でも、批判を恐れて萎縮するだけになったら、関係者にとっても市民にとってもいいことありません。

大切なのは、これから関係者が命へ真摯に向き合うようになることです。
同じ死体を「晒す」にしても、僕らが博物館を否定しないのは命への真摯な態度や畏れ、あるいは社会的意義を感じてるからだと思います(単に博物館の展示物を僕らが死体と認識してないという説もあるw)。
組織としてなぜそうするのか、すべきなのか、その役割は我々の組織でなければならないのか等々を考え、実践する。そういう明日に繋がらなくちゃ。



北九州在住の僕から見ても、正直、スペースワールドはかなり昔から迷路に入り込んでいるように見えます。
宇宙のテーマパークなのに、そのテーマはもう何年も感じられません。

かつてはスリル重視の大型ライドものを毎年のように建造したり、近年では夏にプールを設置したり、動物の生態展示をしたり、よくわからないことになっています。
集客力の高そうなものをつまみ食いしている印象です。

実際に遊びに行ってないので、企画の本当の意図はわかりません。
ただ、チラシやCMなどのPRから、地域住民の僕が感じるのは、「宇宙」じゃないです。
今回のサカナも、最初に申し上げたとおり、この自転車操業の流れだと思います。


悪意がなければすべてよし、ということではないのですが、最近の僕らは、ちょっとした規格外(ルール違反)のことにやけに厳しくなってる気がします。
先日の電車内での化粧批判の動画もそうだけどさ。
もう少し緩くていいと思うんです。
里山というかグレーゾーンというか、そういう緩衝地を設けていい。
グレーゾーン・・・日本語にすると玉虫色(違うかも)。美しい表現です。


本人たちが過ちに気づいたなら(気づいたら、ですよ)、一旦向けてた矛先を下げて、曖昧に、もごもご言いつつ、なんとなく「今よりちょっとマシ」な方向を促す、みたいな態度を選択肢の一つにいれてもよいのではないでしょうか。

「貴様ァ!! なにやってんだ、馬鹿野郎!!」のあとに、裏に行って「さっきは言い過ぎちゃったわ。わかればいいよ。マ、マ。でも君もいろいろ大変だもんな。次から気をつければいいから。おい、今日空いてるか? 飲み行くか」って、背中をポン、ポンって。

当事者だって、もう事の重大さはわかってるって。


ごんはスペースワールドを応援しています。
どうよ、おれの応援。要らねえかwwwww


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【2016/12/16 追記】

2016年12月16日午後、僕の応援虚しく(ヒント:影響なし)、スペースワールドの閉園が発表されました。
閉園は2017年末ということですが、残念です。
別に氷漬けの魚が影響したわけではありません。(たぶん)

地元民として寂しい・・・とは言いませんが、複雑な気持ちです。
大学時代の帰省時のアルバイトはいつもココでしたし、社会人になった初めての会社で上司も含めてなぜか遊びに行ったこともあるし(そんなことは後にも先にもこの1回のみです)、今の会社に入るきっかけもここでした。もちろん、たいせつな人と訪れたこともあります。ほかにも・・・。
思い入れはあります。ありすぎて感情が一定しません。

最後の1年が素晴らしい年となるようお祈りいたします。

■西日本新聞「スペースワールド、閉園へ 経営難理由か、2017年末」
 2016年12月16日14時17分 (更新 12月16日 15時45分)
 → http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/296089

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