ダメ長男を変えた生きもの探検・1 田植え編

【ダメ長男を変えた生きもの探検 田植え編 ・ 川下り編ツチモン編

ひとりの少年が生きものをさわることができるようになった、その過程を追います。
単にわが家の日記なわけだがw

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2016年6月19日、田植え体験に行ってきました。
場所はくまわりファーム。
仕事で知り合った絡みで、半分はおつきあいだったのですが、行ってよかった。本当によかった。


くまわりファームは、福岡県京都郡みやこ町犀川大熊の農事組合法人です。
1995年(平成7年)に12人の若手後継者(当時40歳代)で設立された大熊営農組合がもととなっています。
経営としての農業のほか、農業体験を通して地域交流を図ったり、田んぼの生き物、ビオトープの設置などを企画に入れて豊かな生態系づくりなどに活動を広げているんですよ。

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こんな感じで田植えしました。
田んぼの泥が足の指をぐにょるりんという感触、抜けない足、乾いたときのパリカサ、稲のかたまりから2-3株だけ取るときの根の絡み具合の強烈さ…。
すべてが長男(7歳)を襲うわけです。へっぴり腰すごい。なにその顔。都会っ子め。

とはいえ、終わるころには楽しそうになるあたり、さすが子供です。
「子供とはつねにさっきまでの自分を越えようとする生きもの」だと評したのは、類人猿学者の島泰三氏だったか。

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くまわりは、独自にビオトープをつくっています。
午前の田植え体験が終わったら、午後からビオトープで「生きもの調査」です。

ビオトープとはみんなのwikiによれば、「周辺地域から明確に区分できる性質を持った生息環境の地理的最小単位」ですけど、ここの場合は周辺地域と区分できませんねw

こちらも凄かった。

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探検隊長は中島淳(あつし)さん。
『湿地帯中毒: 身近な魚の自然史研究』(東海大学出版部)がべらぼうに面白いっす。

子どもたちのために周辺を見回ってて、アオダイショウいたから捕まえましたーって。
気軽か!

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子供釘付け、パパ興奮、ママドン引き。

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少しだけどみんなの探検の成果を。
アカハライモリ。

知らなかったのが、彼らは水辺だけじゃ生きていけないってこと。
幼生期には水の中で過ごし、その後大人になるまでは森林で過ごすとか。マジか。
だから田んぼだけあってもアカハライモリは生息できないそうです。

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トノサマガエル。

くまわりファームが凄いのは、田んぼに生きる生きものの多様性です。
田んぼに足踏み入れたら、トノサマガエル(いまや準絶滅危惧!)が何匹も足元で跳ねるってなんだこれ。もちろんビオトープにもいました。

農薬を使わないとか、用水路をコンクリートで固めないとか、二毛作をしていないとか、いろいろな要素が絡み合ってトノサマは生息できるそうです。
乾燥が駄目なのは僕らでもわかります。
二毛作、ようするに米以外の作物をとる畑の時期があると駄目みたい。だったら水があるところへ逃げようと思っても、用水路がコンクリだと、吸盤ないので移動ダメーとか。
またトノサマは産卵時期が短く、卵を一度で産むのも悪条件。
ヌマガエルみたいに、産卵の時期が長く、卵を小出しで産めばまだ、ねえ。アマガエルみたいに吸盤があるとか。

勉強になります。

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ヤゴ(なんのトンボのヤゴかは忘れましたw)の下顎をにゅーと伸ばしてくれる中島隊長。
ちょっとどよめく僕らw

この下顎でエサを瞬時に引き寄せ、喰らう。
子供のとき、トンボが肉食って知ったときショックでした。あなたはどうですか。知らねえよ。

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タイコウチもいたー!!
タガメと合わせて、水生昆虫界のトラとライオンというか、龍虎というか、ツートップなイメージあります。
トラばっか。

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観察終わったら、もとの場所にお礼とともにお帰りいただきます。
たいせつ!!

写真は長男ですけど、実際は自分で一匹もとれてません。
小さなカエルも昆虫も、どれも怖がってさわれない。ぐう。orz

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なおこの日発見された生きもの一覧。すげえぜ、くまわり。
イラストは中島隊長。カワユスw


(つづく)

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くまわりファーム 公式サイト
http://kumawari.com/

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