日本一オシャレが席巻する水族館とは

【京都水族館】  訪問日 2013/12/31

恥じ入るべきかもしれない。
2年前の訪問である。それをいまさらかとお思いのこと思う。僕もそう思う。
ただ、ある程度の時が経って改めて書くことは、より印象に残ったことのみの記述になる可能性が高い。
それは、長くなりがちな僕の文章を抑制するとともに、これから園館へ訪れる方にとってより有益な、つまりは園館のより本質的な部分に言及することになるのではないかと確信している。嘘だけど。

さて、京都水族館へ行ったのは、2013年13月31日の午後である。
大晦日は小旅行をするのがわが家の習わしだ。この年の目的は京都であった。
だが、午前中は、新幹線を気まぐれで途中下車して、スマスイこと「須磨海浜水族館」へ行ったのは先般(といっても7月だけど)ブログに記したとおりである。

京都水族館に到着したのは、午後3時だった。

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京都水族館は、2012年3月14日に開業した内陸型水族館であり、日本初の完全な人工海水利用型水族館である。
このとき開業1年半だ。まだ新しい。

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入って驚いた。なんだこのオシャレ空間は。
空港のような入り口、カフェのような休憩所、と思ったら実際にカフェがあり、記念撮影もできる。
東京のすみだ水族館や佐賀県武雄市の図書館に似ているといえばわかるだろうか。
写真にはないが、「京都」っぽい和テイストのデザインも多い。
この雰囲気が好きで居心地がいいと感じる方はたくさんいそうだ。
僕はちょっと苦手。イケテナイ人生組には敷居高いす(笑)

帰って調べたら、すみだ水族館と同じ運営会社なんですね。なるほど。

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入館して最初にいるのがオオサンショウウオだ。天然記念物だ。井伏鱒二である。
サンショウウオ=井伏鱒二っていまでも常識だろうか。常識だろう。僕は日本人の若者を信頼したい。

鴨川を表現した水槽の中で、オオサンショウウオが「ひく」ほど重なりあっていた。
これは生態としていいのか?
ちょっと調べたけどよくわからなかった。誰かおしえてください。
ともかく、ここで自分史上最もオオサンショウウオに興味をもったのは確かだ。妻子もそうだったらしい。
息子(当時4歳)はオオサンショウウオの「におい」(そんな展示もある!)に興奮していた。

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その隣にあるのが由良川の上流・中流・下流を表現した水槽だ。
外光を取り入れて本当に綺麗だった。

内陸の水族館て何を展示するんだろうと思っていたが、地元の「川押し」というのはいいね。
もちろん、「地元」の展示だけではありません。

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日本海を模してつくられたという大水槽。水量は500㌧だ。
魚眼レンズや覗き穴、2階からも観察可能など、いろいろ工夫を凝らしていた。

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ミナミアメリカオットセイは広い水槽をぐいぐい泳ぐ。
水槽の一角には、子どもの身長程度のコの字型の窪みがある。
そこでオットセイを見ると、それはもう迫力。息子は尻もちついた。

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オットセイは、あの体をどう使っているのか、険しい岩場をぐんぐん登る。
それどころか足場の不安定なその場所で、体をぶつけあう大げんか(?)をはじめる始末。
すげえな、動物。
でもすぐ寝る。

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隣にはゴマフアザラシがいた。いまやお決まりのチューブ型の水槽がある。
ちょこちょこ覗きにきていたので、アザラシ的にもアリなのかもしれない。

でもずっと見ていると、アザラシにも人の好き嫌いはあるようだ。
何度来ても、ずっと待っていてもアザラシが来ない人もいれば、チューブ前に立つたびにアザラシがやってくる人もいる。
単にアザラシから見て「うまそう」なのかもしれないが。

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イルカショーもある。
プールはわりと狭い。内陸だからしょうがないか。
それだったらつくらないという手もあったかもしれない。でもそれだと集客が見込めないということだったのだろうか。
難しい問題だ。

このあと(2015年夏)、「イルカ問題」であきらかになったとおり、動物園や水族館の今後のあり方に関わることなのだ。
さておき、京都にはイルカが来てしまった。今もいる。
今後イルカ問題に対してどうするかと同じくらい大切なことは、ここに来てしまったイルカたちをどうするか、である。
あたりまえだけど、「イルカの飼育は非人道的だ。だから今飼っているイルカは野生に返せ! もしくはイルカの生態に見合うプールをただちにつくれ!」という筋合いの話ではない。

「イルカ問題」についてはコッチ→わりと下にスクロールしてくださいね。

ええと。
ショー自体はふつう、かな(笑) むしろ解説が多くて物足りないかもしれない。
解説が多いのは悪いことではないのだが。
ただ、イルカのうしろに五重塔がそびえ、ときおり新幹線がすべるように走り抜けるシチュエーションは、それだけで一部の好事家にはたまらないと思う。

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こんな展示もある。まさに、すみだ水族館ぽいね。

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京都で面白かったのがこの小さな魚の個別展示とか無脊椎生物の展示だ。
「ついじっくり見ちゃうという展示」と「その生き物向きの環境」を両立できるような見せ方をつくりあげるのは大変ですよね。

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京の里山ゾーンというのもあった。
この当時(2013年12月)は、季節柄か別の理由かはわからなかったが、正直みすぼらしい気がした。
とってつけた展示かもしれない。
でも、水族館で里山。アリでしょう。
あれから2年、今どうなっているか、いちばん見たい場所だ。

京都水族館には、当時あまり好意的でない声があることは知っていた。
正直、実際に見て言いたいこともあった。
しかしだ。
観光客として申し上げるなら、とてもよかった。
京都に興味をもった。京都の生き物にも。僕も妻も、息子も。

いつかもう一度行きたいと思う。3時間足らずしか滞在できなかったし。

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出たら真っ暗。どこまでもオシャレ。ち。
なおこのあと、清水寺に行って、蕎麦食って、八坂神社行って、新幹線乗って福岡に帰って、地元北九州の小倉城隣の八坂神社に着いたらちょうど1月1日となりました。
強行すぎ。
あと結局、ブログ長すぎ。


京都水族館 公式サイト
http://www.kyoto-aquarium.com/
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