サファリバスの<本当>の魅力

【九州自然動物公園アフリカンサファリ】  訪問日 2015/4/11、6/14

ふれあいゾーンは→コチラ

150411_01.jpg

年間フリーパスポートを作成したときのおトク感は、他の動物園や水族館の追随をゆるさない。それがサファリだ。
特典いろいろ。詳しくは下記の公式サイト内年パス紹介ページを参照いただきたい。
http://www.africansafari.co.jp/freepass.html

ようするに、庶民な僕には、通常料金がとっても高いのである。
おっと、お金の話はコレ以上はしない。
ただ冒頭の訪問日のとおり、短期間にサファリに2度も行けるのは、年パスの力だ。それだけが言いたかった。

サファリ訪問時の最低コンボは「バス→マイカー」である。バス必須。

バスでエサやりをしたいわけではない(したいけど)。バス運転手による解説を聞きたいのだ。
解説を聞くか否かで、その日の満足度があきらかに変わる。

スタッフの解説を頼りに動物や設備を見たときの「知的興奮」はハンパない。いやマジで。
それは、苦労して解いた難問の答えが合っていたときの快感と同じ種類のふるえなのだね?

150411_02.jpg 150411_03.jpg

たとえばアメリカバイソン。
「目がみんな二重なんですよ」
「そこかしこ草がめくれているでしょう、あれ、バイソンが掘ったんですよ。寝床です。」

たしかに、なんとか見ることのできた個体はみな二重だったし、バイソンがいないところは、土が露出していなかった。
おまけに、じっとしているバイソンの半数以上は目を閉じていたことも知った。閉じてると二重かどうかわからんて(笑)

運転手はある意味で専門家だ。「先生」なのだ。
「それが存在していることさえ知らない」ことを僕らの前に提示してくれる。
これに乗らない手はない。バスに乗ろう。

バスのあとはマイカーである。
もう見所を知っているからね。いちいち車を停車させて動物を探し、見る。
追い越していく車を無理矢理にでも止めたい衝動に駆られる。
だって宝が目の前にあるのに素通りなのだ。無知は罪だ。

そこで今回は、2度に渡る家族旅行の思い出写真に「先生」の知見を添えて、サファリレポートの代わりとしたい。
マいつもと同じだね。

150614_01.jpg

ここのライオンには群れが2つあるそうだ。
メスがたくさんいるものと、オスだけのもの。もちろんオスだけのほうはあぶれものだ。泣ける。

メスを含むプライド(群れ)でエサをやる機会があるとラッキーだ。
バスは溝にすべりこみ、ライオンから見おろされる形となるからね。ド迫力。ベロざらざら。骨についた肉をけずりとる。痛そう。

150614_02.jpg

ときにオスのライオン同士が咆哮し、ぶつかりあう。
序列が大事なのだ。格下の者が先に食べようとすると許さない。僕たちドン引き。

150614_03.jpg

シロサイ。目が悪いが、耳と嗅覚が抜群によい。足も時速50kmとなかなかのもの。目が悪いけど足速い。なんかこわい。

サイを見上げる機会はじつは珍しいので、思わず撮った始末。
「先生」によると、「ライオンのように、シロサイにエサやれたらいいけど無理」とのこと。

シロサイは地面の草を食べる動物だ。
ゆえに(首を上げる必要がないから)、首はあまり上に持ちあげられないという。だからエサはやれない。
なんて生き物だ。

なお木の葉を食すクロサイはその限りではない(口の形もちがう)。

150411_04.jpg 150411_05.jpg

アミメキリン。
かわいいので撮りました。てへぺろ。

150614_04.jpg

アジアゾウ。
「先生」がいいました。
「網の先には絶対に手を出さないでくださいね。もし掴まれたら、網の目からところてんみたいに引っ張りだされますよ(にっこり)」
こわいわ。

150411_06.jpg 150614_05.jpg

2013年に生まれた愛称「チョイ(サワッディチョイ)」と名付けられたアジアゾウの子。
これは九州初の例で、日本国内7例目。
写真左が2015/4/11、右が6/14。

2014/8/14にも撮った。→コチラね。大きくなったなあ。

150411_07.jpg

ベンガルトラ。どこまでが1頭かわからん(笑)

野生化では2歳で独り立ちするが、ここでは4歳の兄弟が5頭一緒にいる。
今後の飼育の悩みどころらしい。

トラではバスからのエサはやらない。理由はみっつ。
①エサを与えるためのハサミがひん曲がる。
②タイヤがパンクする。
噛む力ハンパないわけだ。
すれ違いざまにパンクさせる個体もいたという。ライオンどころじゃない、らしい。

③おしっこ臭い。
うまいものをくれるバスを「おれの」と「唾を付ける」のだ。
トラのおしっこは後方に広く噴射される。被害者続出、やめました。だそうだ。
むかしはエサやってたのね。

トラは足は速いほうじゃないという。まあジャングルに生きてるし。
追う力より跳ぶ力がすごい。気配を消して一気にジャンプして襲いかかるのだ。
3㍍に達するとか。園内の車などだと、「跳び乗るのではないんです。跳び越えます」だって。

ところで、トラやライオンの運動場には糞があまりない。
それはトンビが食べるからだ。糞には未消化の肉が多く残っているという。無駄がねえ。

150411_08.jpg 150614_06.jpg
150614_07.jpg

ファロージカ。
子どもは1頭でいるときは岩の窪みや地形の影に隠れている。トンビに狙われるとか。野生だな!
それを聞いて、生徒である乗客は必死に目を凝らす。
「先生」の恩恵だ。
目の前に存在していないように見えても、「それが存在している(存在する可能性がある)ことを知っている」と行動が変わる。

150411_10.jpg

4/11のレイヨウセクション。桜が綺麗に咲くあたりにエランドというウシの仲間がいる。
このころ、ちょうど冬毛と夏毛の生え変わりの時期だった。

カラスが毛をくわえて飛び去っては、また舞い戻り、毛を拾っていた。
カラスは3月から7月頃に繁殖期なのだ。3月~4月は巣材を運び、巣作りをする時期である。
つまり毛は巣材なのだ。
でも足りないのか、エランドの体から直接むしりとっているものもたくさんいた。迷惑な話だ。

150614_08.jpg

フタコブラクダ。サファリゾーンの最後の動物である。
おかげで余った草食動物用のエサがぜんぶここでふるまわれる。
食べ過ぎでドクターストップがかかったそうだ(笑)
今はラクダに与えてよい個数が支持されている。

しかしラクダにも理由がある。
ラクダは砂漠に生きている。いつ次に食事にありつけるかわからない。だから食べれるときに食べる。
飲むときには水も100㍑以上飲む。1ヶ月に3回くらい飲めたら生きていけるらしい。
野生の素晴らしい力でした。笑ってすみません。

ラクダは乗り心地が悪いという。側対歩だからだ。右手足を一緒に前に出すというアレだ(交互に出すのは斜対歩)。
側対歩の動物は珍しくはない。しかし側対歩のまま走るの動物は珍しいという。
ラクダは走る。エネルギー消費が少ないのだとか。ここにも野生の神秘が。

あとで調べたところによると、足の長い動物には側対歩が多いそうだ。
足の回転数をあげるより、歩幅をかせいだほうが同じスピードなら運動量が少なくなるそうだ。
4足歩行で斜対歩だと、確かに歩幅が狭くなる。

足の裏はやわらかい。脂肪だそうだ。
脂肪は熱を通しにくい。60度以上にもなる熱砂の上を歩き続けることができるのだ。
さらに、上なのだ。砂の上。
足を地面に着けると、プヨプヨした脂肪が広がり、重さが分散する。つまり足が砂に潜らない。

もう神々しすぎる。

150411_09.jpg

マイカーで入ると、解説のタブレットを貸してくれる。(1回600円、年パスだと無料)
以前はDVDで使いにくかったが(詳細は省きます。おヒマな方は過去の大分サファリの記事をご覧ください)、わりと使いやすくなりました。

でも、生身の「先生」にはかないませんね。
一方的ではないからです。動物や乗客の状況にあわせて毎回微妙に変わるのです。
僕らもしっかり「生徒」となりたい。つまり学びの欲求を隠さない者に。

先生は状況に<あわせて>くれますからね。
先生だって人の子だ。期待には応えたい。知りたい人にはもっと教えたい。
逆に、教わりたくないオーラを感じると気持ちがしぼむよね。だって人間だもの。なにこの終わり方。


ふれあいゾーンは、また次回


九州自然動物公園アフリカンサファリ 公式サイト
http://www.africansafari.co.jp/

関連記事
スポンサーサイト

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する