平和のカメと愛のペンギン

【しものせき水族館・海響館】

前回までのあらすじ:
2013年9月7日に息子(4歳)にせがまれたし、雨だし、他にやることもないし、海響館に行ったらピラルクが怖い。

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前に大絶賛したチンアナゴの企画展をやっていた場所では、今「カメ」の展示をしています。
夏季特別企画展「かめラブ♡~カメを守ろう~」、9月23日までだけど。orz

大きなリクガメ(ケヅリクガメ)や生まれて1~2年のウミガメ(アカウミガメ)に(時間限定だけど)触れたりします。子ども大喜び。

すっごい楽しい雰囲気なんだけど、コンセプトはシビア。
身近なカメが、乱獲、密輸、外来種の増加、生息環境の悪化など様々な原因で身近じゃなくなろうとしていることを知って欲しい! ということです。そのうえで「僕たちに何ができるのか」を考えてくれたらな・・・というものです。たぶん。

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企画展の入口にこの水槽ですよ。カメと一緒にビニール袋やらゴミ(に見立てた人工物)が浮いておる。
ビニールをクラゲと間違って食べちゃうと言うことらしいです。もちろん食べられないようにしています。
たぶん実際に見ると、想像以上になんだか「イケナイ感じ」がすると思います。

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とはいえ、楽しいのは楽しいんですよ。メチャクチャ楽しい。
カメの水槽の下に入って、3種のカメのお腹を比較できる展示とかたまらん。(写真右上)
川岸をコンクリで覆ったららカメ登れねーよ、エサ捕れないよ、卵産めないよ。(写真左上)・・・という体験展示もわかりやすい。子どもが遊んでいると、保護者が自然とがその意味を説明し出すのが面白いですね。スタッフの手のひらだね、僕たちwwwww

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そうそう、キングペンギンの子ども生まれてました。
足下に子ども抱えて、親はあからさまに変なポーズなのに、ほぼ全員が素通りです。POPもあるのになあ。
水族館に行ったら、もっとダラダラ歩いたらいいと思うよ。

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ペンギン水槽の奥にある学習コーナーでは、また面白いクイズをやっていました。
「また」ですからね。来館時には必ずチェックすることをオススメします。
今回はペンギン(泳ぐ鳥)とインカアジサシ(飛ぶ鳥)の羽比較です。

何が面白いんがと思うでしょう?

人気のイベント「ペンギン大編隊」の冒頭で行われる「泳ぐ鳥と飛ぶ鳥の違い」の解説を聞いてから見ると、「面白い」ことがわかる。(POPでも解説あります。)
「わかる」とか「納得する」というのは、それだけで「快」ですもんね。アハ体験って言うの? 知らないけど。
展示をしっかり見たあとなら、この学習コーナーはパラダイスです。

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さて、気になったのがペンギン水槽の奥に積んでいるコンテナ(?)。
中には魚の姿が見えますが、隙間が狭く出て来られそうにあはありません。
以前から置いてあったのものですが、この日、ナニコレと聞きました。

そしたら衝撃よー。ペンギン担当の方が説明してくださいました。

魚とペンギンを一緒に展示したいそうです。異種混合展示ってやつ!?
でも魚とペンギンでは捕食関係が強すぎて難しいそうです。
実は魚はコンテナ(?)から出られるそうです。でも出ない。食われるからwwwwww
自然下では、魚の数が圧倒的に多いから問題ないが、この狭い水槽では食い尽くされるんですね。
大型魚のスズキ(体長1mはある)と一緒に展示している施設もあるそうですが、海響館では本来関わりのある種を展示したい様子でした。
今は様子見というか、お互いの行動を調査中ということみたいです。
「もう少し待って欲しい」とのことでした。
え、待ってていいの!? てことはヤルってことですよね。力強い台詞や。ますます目が離せん。

そのあとさらに続けてくれました。

展示しているジェンツーペンギンは好奇心の強い種だけれど、何もなければぼーっとするそうです。
だから彼らが飽きないように、緊張して過ごせるようにいろいろ試行錯誤しているのだとか。

たとえばペンギン水槽の人が通る水中トンネルの脇からは、エサが噴出できるようになっています。
ランダムに、突然にエサが出ることで、彼らはちょっと気を張るわけです。

今人気の「ペンギン大編隊」は、ようするにゲームだとか。
スタッフの指示に従い、一定の行動を達成することでエサがもらえる、できなければもらえない。
つまり人間が腕を振ると、水槽内を泳ぐというゲームっちゅうわけです。

感動しましたね!! マジで!!
エサの噴射も大編隊も、来館者のためだと思っていました。
来館者に動物本来の動きを見せるための工夫だと。
もちろんその側面もあるのでしょう。
でも、ここの飼育員が言うのは(この日に限らず)いつも「ペンギンのため」「展示している生き物のため」なのです。

「ペンギンが飽きないようにしたい」と言うためには、少なくとも2つの要素が必要です。
①まずは相手を見下していないこと。
僕たちが気を遣うのは、相手を同等かそれ以上と見なしているときです。リスペクトしてるってことです。
②もう一つは多様な価値観をもつこと。
ペンギンが飽きないことは、ペンギンの価値観をもたないとわかりません。ペンギンに寄り添うということです。自分のことを差し置いて、相手に寄り添うことを、僕らはふつう愛と呼ぶ。


海響館は、生き物への尊敬と愛が溢れている水族館ですよ。
生き物そのもの(野獣w)である子ども達が、行きたがるのもよくわかるわー。なあ、息子よ。



しものせき水族館・海響館 公式サイト
http://www.kaikyokan.com/
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