不思議な仕事? 飼育員

「ひろば北九州」内の連載の書き写しシリーズです。
始めた理由は→コチラ。マようするに自分のためwwwwww


今回は「ZOOっとそばに到津の森」(「ひろば北九州」2010年10月号)分!


雑誌の写真を見て「ああ!」って。あのメチャクチャ可愛らしい声の飼育展示員さんだー。でも文章はなかなかどうして、さばさばと男らしい内容です。
「予想しなかった感想や意見にやりがいを感じる」そうです。未知との遭遇に萌えるということですねw 挑戦を生きがいとする男ルカワ(マンガ「スラムダンク」の)みたいです。カコイイ!

生き物が相手なので365日世話が必要とか、しかも担当ひとりで100匹を世話するとか、考えれば「そりゃそうだ」なんですけどやっぱり厳しい仕事ですよね。でもやりがいがあると彼女は言う。

僕には子どもがいます。こいつも生き物で、アレの世話は確かに損得を超えたやりがいがあります。
もっと正確に言えば感謝があります。僕にこの子が育つ場に居合わす機会を与えてくれてありがとう。

「わずかに増える体重に一喜一憂」するって、まさに僕ら親がわが子に対して抱く気持ちでしょう。
動物園の飼育員って、いいね。

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「不思議な仕事? 飼育員」
文:到津の森公園 飼育展示係 今田文


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 険しい岩山を登るヤギ、のんびり昼寝をするライオン、暖かくて柔らかいモルモット。「何をしているのかな?」「大きな声だね!」「おいしそうに食べるなぁ」。動物園に一歩足を踏み入れると、不思議がたくさん転がっています。そんな動物たちもさることながら、気になるもう一つの存在が飼育員ではないでしょうか。
 ゴロゴロと台車を押したり、手に何かを持っていたり、藪の中から現れたり・・・・・・。不思議に包まれているけれど、直接なかなか質問できない。本欄ですでに飼育員のことを何回か読まれた方もいらっしゃると思いますが、今回は飼育員がよく訊かれる素朴な疑問にお答えしましょう。

 まず、よくあるのが「飼育員はどんな仕事をしているの?」という質問です。「仕事は動物の健康管理と教育普及活動です」などと答えてもピンと来ないでしょう。そこで1日の仕事の流れを説明します。

 朝8時30分の朝礼の後、餌を準備して動物の健康状態を確認し、餌を与えて運動場へ出します。これらの作業はできるだけ開園前に終わらせます。そして、動物が夜間過ごしていた獣舎の掃除です。この後、日中は動物の観察やイベントを行ったり、看板作りや事業の準備、事務作業などをします。夕方になると、今度は動物を獣舎に入れる準備です。餌を作った後、収容時間に動物を次々と獣舎に入れていきます。そして最後に、動物が昼間過ごした運動場の掃除と整備をします。
 あっという間に1日が終了。しかし、以上の作業はほんの一部です。この他にも、獣舎の修理や企画展の準備、小学生向けの事業や林間学園など様々な仕事をしています。

 次に多いのが「担当する動物は決まっているの? その担当は替わるの?」という質問です。飼育員にはそれぞれ担当する動物が決まっています。それも1種類だけでなく何種類も担当しています。私の場合はウサギやモルモットが正担当。プレーリードッグとロバが副担当です。

 動物相手のお仕事ですから、1年365日、お盆や正月も休まず世話しています。しかし、お休みの日もあり、担当する動物の世話ができない日は、副担当が世話をします。また、担当動物が替わることもあります。私の場合、最初はキリン、シマウマ、ミーアキャット、フラミンゴを3年間担当しました。担当がウサギやモルモットに替わった時は、約100匹の世話と改修準備で大変でした。

 「どうやったら飼育員になれますか?」「動物のことを勉強したほうがいいですか?」という質問も多いですね。ここ数年、旭山動物園(北海道旭川市)の影響もあってか、メディアが動物園を取り上げることが多くなり、最近は飼育員の志望者が増えているようです。

 当園の飼育員の中には専門学校や大学で動物のことを学んだ人もいます。しかし、普通高校の卒業生や大学で芸術を学んだ人もいて、動物のことだけを勉強していたとは限りません。大切なのは、動物がより快適に健康に過ごすために何をしたらいいか、どうすれば動物についてより深く知ってもらえるか、考えることです。そのためには観察し、アイデアを出し、他の人とのコミュニケーションをとることが重要です。

 獣医になるには獣医師免許が必要ですが、飼育員には特に資格が要りません。私は飼育員になりたいという子に出会ったら「動物のことだけではなく、いろいろなことを勉強し、経験してね」と伝えるようにしています。ちなみに、私は文学部出身。太平洋の小さな島でそこに住む人たちの文化について研究していました。

 さて、どんな仕事でも大変なことは多々あると思いますが、「飼育員の仕事は大変でしょう」とよく尋ねられます。確かに重い物を持ったり、糞などの臭いがきつかったり、強そうなライオンやトラ、大きなゾウを相手にするので、大変そうに見えるのかもしれません。


■動物が元気に過ごすためにどうすれば・・・


しかし、重い物や臭いには次第に慣れます。そして、力が強く賢い動物を相手にする時は、安全を確認することで危険を回避できます。飼育員の仕事は小さなミスや油断が事故につながるため、どんなに忙しくても確認作業を怠らないように気をつけます。また、小さくおとなしそうな動物でも、噛まれたり引っかかれたりして、痛い目に遭うこともあります。私も慣れない頃はウサギに手や首、制服を噛まれたり、ロバに足を踏まれたりと散々でした。

 最後に、「飼育員のやりがい」についてふれておきます。飼育員は仕事の中で多くの子どもたちと出会います。動物を前に解説したり、触ってもらったりすると、私が予想していなかった感想や意見が出てきます。そうした時には、この仕事にやりがいを感じ、同時にまだまだ工夫の余地があると考えさせられます。

 また、動物園では様々な動物の繁殖に取り組んでいます。無事に出産し、上手に子育てをする動物もいますが、中には人工哺育が必要な動物の赤ちゃんもいます。今年2歳になったミーアキャットの「ノビタ」と「シズカ」は生まれた時の体重がわずか17㌘と22㌘でした。3時間おきにミルクを与え、わずかに増える体重に一喜一憂した人工哺育でした。しかし、無事に成長し、今では元気に暮らしています。
 彼らがいつか子どもを産み、無事に育ててくれることを願いつつ、他の動物たちにもそうした環境を整えられるよう、日々の仕事に取り組んでいます。


【到津の森公園(小倉北区上到津)】
 前身は西鉄が経営する到津遊園。昭和7年開園。遊園地に併設された動物園として市民に親しまれたが、平成10年、経営難を理由に閉園方針を発表。だが、26万人分の存続署名が集まり、北九州市が引き継ぎ、平成14年、到津の森公園として再開。
 自然に、動物に、人間にやさしいをコンセプトに、約100種500頭の動物を展示。また、「市民と自然を結ぶ窓口」として、市民がエサ代などを寄付できる制度、エサの準備などに協力する市民ボランティア制度もあり、市民と一体となった動物園づくりをしている。

web http://www.itozu-zoo.jp/

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「飼育員には特に資格が要りません。」「重い物や臭いには次第に慣れます。」
なんかこのへん、ちょっとフイタwwwww 普通のことなのになんでや。。

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Comment

  • 2012/12/04 (Tue) 01:27
    山村 正 #mQop/nM. - URL
    山村正です

    山村正です。
    興味があるのでまた遊びに来ますね!

  • 2012/12/07 (Fri) 17:38
    ごんむつみ #- - URL
    ありがたい!

    ありがとうございます。
    お時間があるときにぜひぶらっとお立ち寄りくださると嬉しいです。

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