カテゴリー「ZOOっとそばに到津の森」について、長い、長い言い訳。

「ひろば北九州」という雑誌があります。昭和53年に創刊された、北九州の文化とまちづくりの総合情報月間誌で、購読会員に毎月届けられるタイプの雑誌です。僕は会員ではありませんが、職場で目にする機会があります。2年前、春の新連載に僕は目を奪われた。

「ZOOっとそばに到津の森」

到津の森公園の連載が始まったのです。2010年4月号でした。
以来今日(2012年4月現在)まで、岩野俊郎園長をはじめ、たくさんの飼育展示係たちの思いが、見開き2ページに渡り綴られています。
連載を読むたびに口惜しく思います。内容が物足りないのではありません。逆です。これはもっと広く世に知られるべきじゃないのか。

僕は子育て支援の仕事をしています。幼保一体化、ワークライフバランス、イクメン、エコ、絆、居場所づくり、外遊び、里山・・・。子育て支援のキーワードは世に溢れています。だが決定的に足りないものがある。いつもそこに「動物園」がない。
僕がこのブログで、動物園について拙文を書き続けている意味もここにあります。(えらそうに)

この2年間、「ZOOっとそばに到津の森」を引用しつつ、内容の紹介や解説をしようと幾度となく思いました。しかし、原典を読むことが困難な状況ではそれはどうか。僕の小さな思惑が彼らの思いを卑小化、歪曲してしまったとき(する前提)、修正する手段がないのです。だからこれまでずっと、ひとり楽しんでいました。

先日、ふと、連載第一回目の岩野俊郎園長の文章のコピーをファイルから取り出し、書き写(タイピングですけど)しました。驚きました。なんだこれは・・・! 

書き写して初めてわかった選び抜かれた話題や言葉、推敲を重ねたであろう構成、その奥に垣間見える思考の過程、すべての根拠となる深遠なる思い・・・。連載開始を知ったとき以上の衝撃が僕を叩きました。
もちろん僕が理解したことなど氷山の一角に過ぎません。でもその氷山が、今の僕では理解し得ないほど高く天までそびえ立ち、深く海を貫いていることくらいはわかりました。絶句、そして嘆息・・・。しかし、同時に押さえがたいほどの高揚感に包まれました。もっと知りたい。おれもそこへ行きたい・・・!

動物園とは、動物園人とは一体何か。深く思索する彼らの言葉の中に、(少なくとも僕が考える)子育て支援で最も大切な根本があります。
動物園は命の営みを見せる場所です、子育てとは、もちろん命の営みに他ならない。命とは僕たち命あるものの原理・原則です。原理・原則のあとに初めて応用がある。その逆はありえない。
巷にあふれる子育て支援が原理・原則を忘れているということではない。しかし、もっと、声高らかに命を謳ってもいいのではないか。
だからこそ、僕は動物園こそ子育て支援施設の筆頭であると思っています。それはつまり、動物園こそ世界を救うという意味でもあります。

経営難のため一度閉園した到津遊園は、到津の森公園として、2002年4月13日に復活しました。
今日、2012年4月13日は、到津の森公園が開演10周年を迎えた日なのです
一度潰れるまでに到った動物園は、今市民に愛される憩いの場のひとつとなっています。

動物園は世界を救う。間違いない。僕のこの確信は到津の森と出合ったからです。
子育て支援が声高に叫ばれる今だからこそ原点に帰ろう。だからこそまず、動物園人たちの思考に学ぼう。連載「ZOOっとそばに到津の森」を書き写しながら辿ります。
同時に、当ブログ上で書き写した文章をアップします。美味しいものを独り占めしたら罰があたると死んだ婆ちゃんが言っていましたし、なによりあれらの文章は、僕などよりも、もっと届けるべき賢人がいるに違いないと確信するからです。
ぽつぽつと記していきます。どうぞ気長にお付き合いください。

まずは→ココから。岩野園長!(4/15にアップ予定)


「ひろば北九州」(北九州芸術文化振興財団 公式サイト内)
http://www.kicpac.org/publication/bun1_hiroba.html


※あ、ええと・・・問題があったときは予告なく公開を停止する場合がありますけどもw

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