マリアを初めて待たせた男

【到津の森公園】

日本でもここ4年ほどでハロウィンが定着してきたように思う。
僕はハロウィンの恩恵に与る年齢でもないし、あめ玉を幾つか貰ったところで、道端で銀色コイン拾ったと思ったら1円玉だったとき程度のぬか喜びしか感じないので、別にどうでもいい定着である。
とはいえクリスマス装飾前倒しの抑制になっている点は素直に評価したい。
その季節にはその季節の楽しみを味わいたいものだ。
11月も中旬にさしかかろうかというこの時期だが、まだニッポンがハロウィンに浮かれていた10月15日に、僕は久しぶりに到津の森動物園を訪れたのである。

111015_01.jpg

今回の目的は9月23日に生まれたというアミメキリンの赤ちゃん(名前はまだない)を見ることである。
到津の森のキリンについては僕は格別の思いがあるのだ。この赤ちゃんが生まれたときも多いに浮かれた

リンク先の文章を読むと馬鹿まるだしである。
何がって会社でもこのノリで語るのである。さいあくだ。つきあわされるほうは、たまったものではない。よく村八分にされないものだ。
じつは会社にはもうひとりキリン好きがいるのである。このひとが他人から透かれているのが僕にとっては救いである。周囲にとっては迷惑である。

111015_03.jpg

ひさしぶりのプレーリードッグ。

111015_06.jpg

セイロンゾウ。
たぶん左がサリーちゃんで右がランちゃん。

で、キリンは?
なんと息子(2歳)のわがままが炸裂したのである。
目的と違う動物に心奪われているとお思いのことと思うが違う。
トイレを愛して止まない。もらすまえにトイレというのが嬉しくてしょうがないのか、ちょっともよおすとうんこ、しっこと五月蝿い。
園内を進んではトイレに戻り、進んでは戻り。出てくる度に笑顔。親の心子知らず。おれはおまえの笑顔より今はキリンが見たい。いちおう直接そう言ってみるが全然通じない。宇宙人め。

もう今日はキリンいいや、と捨て鉢になったところで突如息子(2歳)が「きぃーん(キリーン)!!」と駆け出す。このやろう。

111015_05.jpg

ああ、マリアがたしかに母になっている。この待ちの態度はなんだ。
マリアが男(息子)を待つなんて。ほかのどの男(カレシ)が相手のときだってこんな姿は見せたことがない。
女はいつも待たせるだけだったのに。

111015_04.jpg

一抹の寂しさと、いっぱいの感動であった。
息子(2歳)がまたどっか行きだした。このやろう、もうちょっと浸らせろ。
直接そう言ったけど当然無視だ。


そのあと、今回の来園のもうひとつの目的であるニホンザルの企画展を見ることにした。

111015_07.jpg 111015_08.jpg

ニホンザル展「日本猿っち知っとお?」である。

10月15日~11月13日までを第一部「かわいいっちゃ、ニホンザル」、11月15日~12月18日までを「ニホンザルっち、しっとお?」と題して、2ヶ月間にわたりニホンザルを掘り下げるのだ。

第一部は「生まれてから大人になるまで、どのように成長し生活していくのか、またそれにともなう群れ社会での生き方に注目」する。
第二部は「ニホンザルの生活史・生態についてや、現在問題になっているニホンザルと人とのかかわり、交雑問題などについて、クイズ形式で紹介」する。
まずニホンザル自体のキャラをしってもらい、そのあとに僕たちニンゲンとの物語を語る形式だ。たとえば結婚という同じ話なら、赤の他人のより知人のが気になるし感動もするアレである。

111015_09.jpg

僕が行ったのは第一部である。
実はあまり期待してなかったのが、これがべらぼうに面白い。
体験型なのだ。写真はこざるのように母の腹にしがみついてみてというもの。
できねえよ。何なのこざるの握力って。
逆に自分の母にすら自分自身の力では抱きつけないヒトの赤子ってダメすぐるw

いや、抱きつけないからこそ他の動物にはない「仰向け」やら「アイコンタクト」を獲得したのかもしれない。かもしれないが、だがしかし、力が強いって単純に憧れるのだ。それが男じゃあるまいか。しらねえよ。

111015_10.jpg

途中幾度もルートが別れている。クイズの選択により進路が変わるのだ。それがその後の人生の選択でもある。
すべての人生を経験するためには何周もしないといけない。
本来たいして広くない会場が、おかげでとっても広い場所のような気に。ラッキー。

息子(2歳)は選択肢の仕切りのカーテンを突き抜けるのが楽しいようす。まさにサルの如く繰り返す。大丈夫かこいつ。

なにはともあれ満喫しました。面白かった。第二部も期待してやまない。


111015_02.jpg

さて、トイレのあと手を洗う息子(2歳)のしりです。ハチとカエルがおります。
実はカエルは2匹います。
なんだと、この写真がなぜ唐突に登場したのかわからないのか?
決まってんじゃん。かわいいから。(バカ)


到津の森公園公式サイト
http://www.kpfmmf.jp/zoo/

関連記事
スポンサーサイト

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する